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次の選挙を気にしない、再選後のオバマ大統領の、思い切った人権、平和政策に期待する。 [国際問題]

(1) いよいよアメリカ大統領選挙が11月6日、投票日を迎える。今回は、最後の最後まで支持率が拮抗し、結果は予断を許さないが、東海岸を襲ったハリケーンの対処が適切だった、ということでオバマ大統領がぎりぎりで逃げ切る、というのが最終予想のようである。

(2) オバマ大統領は、歴代民主党大統領の課題であって、誰も実現できなかった「医療保険制度」を実現した。これまで実現できていなかった、「国民の生存権」が、医療の面でやっと達成された。それだけでも画期的なことだと思うが、あと4年でノーベル平和賞の借り、「核軍縮」を実現させて、返してもらわないといけない。中東和平についても、「大統領選挙の後なら」などと、意味深長な発言をしたことが記者にすっぱ抜かれている。

(3) 大統領選挙の関所のなくなったオバマ大統領が、本来、実現したかったいろんな政策を、次々と実現していってくれるに違いない。人権問題や貧富の格差の問題、世界の平和問題や軍縮の問題など、オバマ大統領が本来、人権活動家として大統領を目指した理想のいくつかでも、次の4年間で実現していってくれるものと信じる。

 大統領選挙では、何としてもオバマ大統領に再選を果たしてもらいたい。


橋下・石原連合は野合だ。国民は、そんな見え透いた野合に騙されない。 [平成24年総選挙]

(1) 石原慎太郎氏が都知事を辞め、たちあがれ日本のメンバーと新党を立ち上げようとしている。そして、石原氏はその新党と橋下氏の日本維新の会、渡辺氏のみんなの党と、第3極の大連合を目指しているとのことである。

(2) しかし、日本維新の会とみんなの党の政策がほぼ共通しているのは事実であるが、日本維新の会とたちあがれ日本の政策は、右派だという以外には、余り共通するところはない。

 たちあがれ日本は、真性保守を標榜し、天皇制を強化し、日本の歴史を再評価して日本人が自信を取り戻し、要するに美しい日本を造ろう、というものである。その中には長幼の序などというものももちろんあり、オーソドックスに国民に政策を訴えようというものである。

(3) 日本維新の会の、道州制、消費税の地方税化、首相公選制、参院廃止、原発停止等は、たちあがれ日本として受け入れがたいものであろう。あるいは、そもそも、橋下氏は国政の経験もないし政治経験自体も乏しいのに、権威の高い大先輩でも徹底的に罵倒するもので、そのような政治家が強い影響力を持つ日本を、美しいとは言えないということだろう。

(4) 橋下氏とすれば、従来の権威を否定し、部下の公務員を自由に動かす石原氏の都政でのやり方を大阪府政でも手本にし、石原氏自身についても師と仰いでいることから、石原氏とは一緒にやりたいが、旧体制の老人5人と連携しても維新にとってはマイナスで、党のイメージも悪くなる、と思っているのだろう。

(5) 第3極の結集というと聞こえはよいが、橋下氏の言うように、旧体制打破の維新の会と、真性保守のたちあがれ日本とは基本的に相容れないもので、両者の提携は野合以外の何物でもない。国民は、そんな見え透いた野合に騙されない。