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野田首相は、消費税増税と同時に、公務員給与削減、議員定数減にも不退転の決意で臨め。 [民主党新政権]

(1) 野田首相が消費税増税について不退転の決意で臨むとし、何としても年内に消費税増税の時期、幅を決める、としている。

(2) これに対して民主党議員が9人、離党し、また党内からは、この不況時に増税はできない、などと反対論が噴出している。

 しかし、景気回復を待ち続けてもう20年、これ以上待っても「景気回復後に増税」などという時期が来ることなど期待できないことは明らかである。

(3) そこで、何としても増税が必要なのであるが、4年間は増税しない、というのが民主党の政権公約である。八ッ場ダムは造る、普天間基地は県外移設できない、高速道路は無料にしない、子供手当は実現できない、という中で、増税など、国民から受け入れられるはずがない。

 また、参院では過半数を持たず、野党の協力がなければ法律ひとつ作れない野田政権が、公約違反の増税など、できるはずがないのである。

(4) 野田首相としては、増税だけではなく、少なくとも公務員給与削減、議員定数減を同時進行で、不退転の決意で臨むべきである。その上で初めて、国民として政府の施策を支持するかしないか、検討に値するというべきである。

 不退転の決意で増税案だけを示す、などというのはおよそ正気の沙汰とは思えない。すぐに撤回し、公務員給与削減、議員定数減と同時に出し直すべきである。


八ツ場ダム建設再開、この2年間の中断、いや、民主党新政権は一体、何だったのか。 [民主党新政権]

(1) 民主党新政権の目玉公約の一つである、「八ツ場ダム」が結局、建設が再開されることになった。この2年間の中断は一体、何だったんだ。地元の人や建設会社その他、多くの人に迷惑をかけた、混乱させただけの結果に終わったということである。

(2) これは、民主党政権の2年間が、一体、何だったんだ、ということの象徴であろう。整備新幹線も各地で復活し、コンクリートから人へ、というスローガンも、結局、間違っていた、ということだろう。

(3) ほかにも重要公約の、公務員の給与減額も実現できず、国会議員の定数削減も目途が立たず、結局、増税だけは野田総理が不退転の決意で実現させると言っているのだが、参院での野党の反対で実現できるはずが無い。

 そうすると、次の総選挙は増税の是非を争点に争われることになって、増税を目指す民主党が政権を失うのは明らかで、ますます増税はできなくなる。

(4) この国にとって、全く無意味な時間がどんどん過ぎていく。国民の怒りが、「次はヒットラーにでもやらせてみるしかない」などという方向に行かないことを祈るばかりである。


民主党新代表には野田氏がふさわしい。 [民主党新政権]

(1) 8月29日、菅氏の退陣表明を受けての民主党新代表、新総理が決まるが、民主党新代表には野田氏がふさわしいと考える。

(2) 世界各国で財政危機が叫ばれる中、先進国最悪の財政危機にあるのが他でもない日本である。

 この国の、現在の最大の課題は、いかにして財政破綻をしないように配慮しつつ、震災復興を図るか、ということであるが、野田氏だけは必要な増税について言及しているもので、この課題に適切に対応できる可能性がある。

(3) しかし、他の候補は、あいかわらず、当面はデフレ脱却に全力を注ぎ、震災復興は建設国債を充て、増税は考えない、などとしているが、デフレ脱却などというのは、ここ15年ほど、少なくとも小泉政権以降、どの政権も第一目標として掲げたのに、結局、実現できなかったもので、デフレ脱却が「国債乱発による超インフレを期待する」ということでない限り、今後も「まずはデフレ脱却をしてから」というのでは、際限なき国債乱発、財政破綻または超インフレに突き進むだけ、ということになると思われる。

(4) 小沢傀儡の海江田政権は絶対にあってはならないというのは言うまでもない。

 消去法ながら、今回の代表選挙で、新代表にふさわしいのは野田氏だと考える。


民主党代表選、党員資格停止中の小沢氏の支配を否定しない海江田氏が最有力候補とは情けない。 [民主党新政権]

(1) 8月27日、菅首相辞任を受けての民主党代表選挙が告示され、小沢氏から支持を受けた海江田氏、小沢氏の支援を仰ぎたかった鹿野氏、反小沢で大衆の人気の高い前原氏、菅執行部・現主流はから支持を受けているという野田氏、派閥のしがらみを排したいという馬渕氏の5人が立候補した。

(2) この中では、小沢氏から支持を得た海江田氏が最有力候補なんだそうである。但し、第一回投票での過半数は困難で、決戦投票で反小沢系がまとまれば、まだ勝敗の行方は判らないのだそうである。

(3) 海江田氏については、当ブログでも何度か批判してきたが、

http://kentaro-0013.blog.so-net.ne.jp/2011-08-03 http://kentaro-0013.blog.so-net.ne.jp/2011-08-26

8月27日の日本記者クラブでの共同記者会見で海江田氏は、新代表となった際の小沢氏の党員資格停止の見直しを事実上認めた。

 小沢氏はカネの力で秘書軍団を作り上げ、幹事長としての職権もフルに利用して盲目的に自らに従う議員軍団を作り上げた。

 また、政治資金規正法違反で被告人の身にあるもので、小沢支配は、旧来のカネまみれの自民党政治以下であって、誠に遺憾である。

(4) 決戦投票では、海江田氏と反小沢でまとまった候補の決戦となり、僅差でも反小沢の候補者が新代表、新首相に選ばれることを期待する。


民主党代表選で前原氏をはじめ、皆が小沢詣。それでも民主主義政党か。 [民主党新政権]

(1) 8月23日、前原誠司氏が菅首相退陣を受けての民主党代表選挙への立候補を表明し、がぜん最有力候補となった。

(2) 前原氏は早くも、他の有力候補と同様、支持を求めて小沢氏のもとを訪れた。しかし、小沢氏は政治資金問題で起訴されたこと等により党員資格停止中の身である。

 小沢氏が党内一の勢力を握っているのは明らかであるが、内々に支持を求めるというならともかく、公然と支持を求めるというのは筋が通らない。党員資格停止処分中の者が党首選での実権を握っていることを次期代表、次期首相と目される人たちが公然と認めていることになるもので、田中角栄の闇将軍が、あくまで「闇」だった以上に、不当な権力構造が公然と存在する、と言わざるを得ない。

(3) 民主党は、小沢氏が幹事長の時代に衆院選の候補者選定で実権を握り、次期選挙では泡沫ではあるが、多数の新人議員を擁するに至ってしまい、それによって隠然たる実力を備え、新人以外でも多くの議員が小沢氏のもとに集まってしまうという、極めて由々しき事態に陥っている。

(4) しかし、その状態は遺憾なのであって、正面からそれを認め、その支持を得なければ代表、首相になれない、などというのでは、民主主義政党の名に値しないものと考える。


小沢氏の菅内閣批判、自分の8ヶ月を棚に上げて何を言う。 [民主党新政権]

(1) 小沢氏およびその周辺が、菅内閣批判を強めている。菅内閣成立以来、選挙は連戦、連敗だというのである。確かにそのとおりであるが、では小沢氏と鳩山氏の8ヶ月間、一体何ができたというのか。

 あるいは、小沢氏自身が菅内閣の足を大きく引っ張っていることも、紛れもない事実であろう。

(2) 菅内閣もひどいが、同じように鳩山内閣もひどかった。菅内閣には起訴強制にまでなった小沢氏疑惑までつきまとっている。

(3) 菅内閣が景気をよくするのはなかなか難しいかもしれない。しかし、今、できることから実行するしかない。今、菅内閣にできることなど、小沢氏の疑惑を追及することくらいである。

 しかし、その結果、公明党が連立に参加し、政権が安定する、などという効果が出てくるかもしれない。

(4) 小沢氏には一兵卒として、最低限の仕事をしてほしい。小沢氏にできる唯一のことは、汚れた身を捨てて組織をきれいにすることである。これ以上、全く中身のない小沢チルドレンの烏合の衆を集めて、この国を悪くするのはやめてほしい。


民主党は、刑事被告人が支配する政党になりさがったか。 [民主党新政権]

(1) 小沢一郎氏が、12月7日夜、民主党の小沢グループの中堅議員7名と会食し、12日投開票の茨城県議選に関し、「大惨敗すると思う。そうなれば地方が火を噴く」と述べ、菅政権が早晩、成り立たなくなるとの見方を披露したとのことである。

 また、8日には、小沢氏は、鳩山前首相、鳩山元総務相、舛添元厚労相と会談し、政界再編のキーマンにもなろうとしている。

  一方で、小沢氏の政倫審出席決議を与野党でまとめようとしている岡田幹事長に対して、小沢チルドレンの議員が多数、これに反対する集会を開いている。

(2) しかし、政治資金規正法違反での強制起訴が決まっている小沢氏が、国会その他でまともな釈明をせずにその疑惑を放置し、その上で与党内で公然と影響力を発揮し続けている状況に、多くの国民は納得していない。

(3) 近く小沢氏は起訴され、刑事被告人の身となる。かつて、自民党ないし田中派は、刑事被告人が支配する状況で、多くの国民の非難を浴び、自民党衰退の大きな原因となった。

 田中氏ですら自民党を離党し、闇将軍となった。このままでは民主党の小沢氏は離党もせず、公然と与党を支配し続けるだろう。

 いつから民主党は、刑事被告人が支配する政党になりさがったのだろうか。


柳田法相の「法と証拠に基づいて適正に」など二つだけ答弁、「それしか質問してくれないから」と言えばよかったのに。 [民主党新政権]

(1) 11月16日、柳田法相が、「法相は、『法と証拠に基づき、適切にやっている』『個別事案については答えを差し控える』という二つの答弁だけ覚えておけばよい」旨、地元の会合で発言したことが国会で問題になった。

(2) 確かに、その二つのこと以外、つまり具体的な法務省の施策については、何も勉強しなくてもよい、勉強していない、と言っているようで、柳田氏は法相失格、菅内閣はこんな人間を法相に据えているのか、ということになる。

(3) 柳田法相としては、国会で追及されたときに、「野党は、尖閣のことや検察庁のことしか聞いてくれない、二つのことだけ覚えておけば答弁は済む」という趣旨だ、と答弁しておけばよかったのに、と思う。

(4) ただし、そうすると野党は、複雑な問題の質問を行って、柳田法相が答弁に詰まり、その二つのこと以外、何も勉強していないことが明らかになってしまうのだろう。

 民主党には有能な弁護士など、法務行政に詳しい議員ならいくらでもいるだろうに、千葉前法相が法務行政に精通し過ぎていて、しかも市民派、反権力の立場だったら法務省や検察庁として何かとやりにくく、今度は「何でも言うことを聞く大臣がほしい」と言われて断れなかったのかもしれない。

(5) いずれにせよ、情けない話である。


枝野氏が「政治主導」の行きすぎを反省、本当の政治主導に徹せよ。 [民主党新政権]

(1) 民主党の枝野幸男幹事長代理が11月14日午後、さいたま市内の講演で、菅政権の支持率が低迷している状況について、「与党になって、こんなに忙しいとは思わなかった。と言ったうえで、「政治主導」とうかつなことを言い大変なことになった。と話し、行きすぎた「政治主導」を反省した、とのことである。

(2) 民主党は自民党時代の「官僚主導」を批判し、「政治主導」を公約にし、政権奪取後は国会での官僚の答弁を禁止するなど、「政治主導」を徹底した。

(3) しかし、官僚の力を借りなければ政権の運営などできるはずがないことは余りにも明らかである。特に外交上の細かい慣習や微妙な手続など、外交手続のプロの手を借りなければできないことが多いのも当然であろう。

 どんな分野でも、何も肩肘張って官僚の影響を排除する、などと言わない方がいい。今まで自民党政権時代なら、官僚の言うままになっていたところ、政治主導で官僚の決めたことを覆す、ということが、重要な問題でいくつかある、という程度でよい。あるいは、政治主導で決めたことを官僚が骨抜きにした、政治家が切った予算を、官僚が形を変えただけで復活させた、などという時にその官僚を左遷するなど、責任を取らせればよい。

(4) 要は、なんでもかんでも官僚の援助を排除するのではなく、これまで以上に官僚の言うままではなく、当面は、政治家が主導する場面を増やすだけでよい。

 大臣、副大臣、政務官と、もう少し政治家の各省スタッフを増やし、長期間、人員を固定して政治家の専門家を増やすなどして、長期的ビジョンで本当の政治主導を行うべきである。


民主党の企業・団体献金禁止再開、あと3年、与党のうちにしこたま金を貯め込むつもりらしい。 [民主党新政権]

(1) 民主党が10月26日、昨年9月の政権交代以来自粛していた企業・団体献金の再開を決めたとのことである。

 しかし、民主党は2009年の衆院選のマニフェストで、企業・団体献金の全面禁止を掲げていた。

(2) 党内では、「過度の国費依存でいいのか」ということから企業・団体献金の再開を決めた、とのことであるが、企業・団体献金は国政への悪影響が大きいということで「全面禁止」を公約したはずである。

 また、小沢氏の一連の疑惑も、企業献金についてのものである。汚れた企業献金に頼らなくていいように、国費で基本的な政治資金をまかなうようにしたのではなかったのか。

(3) 全く理解できない措置である。民主党は政治資金ほしさに、正義や、世論の支持などというものはどうでもよくなったようである。あと3年の「与党の命」と見切りをつけて、民主党は、その間、財界にわたりをつけて、せっせと政治資金をためこむ魂胆を固めたに違いない。


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