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世界は、トランプ大統領の蛮行を決して許してはならない。 [国際問題]

(1)トランプ大統領が米軍に指示して、イランのソレイマニ革命防衛隊司令官を、2020年1月3日に殺害した。また、それによってイラン上空で、ウクライナの民間航空機がイラン軍によって誤爆され、多数の死者を出す、大惨事も引き起こされてしまった。

 イランは当然のことながら、アメリカに激しく反発したが、無人のイラクの米軍基地をミサイル攻撃し、数十名のアメリカ兵を殺害したと発表することで矛をおさめたようで、辛うじて、第三次世界大戦の危機は免れているものである。


(2)しかし、イラン側に、今回の件で特に責めに帰すべき点があったとはおよそ考えられないもので、トランプ大統領は、カーター大統領が再選に失敗した、イランのアメリカ大使館が襲われて人質を取られたことを考え、過剰反応したと思われるところである。

 トランプ大統領は、人の命など何とも思わず、ディールと称して、まるで、うまく交渉してビルでも安く買いたたくようなつもりで、世界を戦争の危機にさらしているものである。

 そこには、自国民や世界の人々を命の危険にさらすことは何としても避けようとする、世界のまともな政治家の使命や感性は全く存在しない。


(3)ところが、トランプ氏は、国内の支持率はいまだに40%程度はあって、また、民主党の対抗馬が安定しないこともあって、秋の大統領選挙で、再選されるとする見方が強いとのことで、まさに嘆かわしい限りである。


(4)大統領選挙に際しては、ぜひ、アメリカ国民の約半数の人々は、決して短期的な自分たちの利益だけを考えるのではなく、トランプ大統領がどれだけ、世界の平和と安定を乱しているか、また、世界の正義に反した行動を取っているか、また、それがアメリカ国民の不利益としていつか大きなしっぺ返しをくらうに違いない、ということに思いを致し、賢明な選択をされることを、世界の人民とともに、切に願うものである。

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