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震災瓦礫処分を西日本が受け入れるのに、絶対反対である。 [東日本大震災]

(1) 大阪府や兵庫県など、西日本の自治体が東日本大震災の瓦礫処分を受け入れることになっているが、絶対反対である。

(2) 福島の瓦礫は受け入れないが、宮城、岩手の瓦礫は受け入れる。しかし、瓦礫には放射能が含まれていることが明らかになっている。放射能は基準値以下であるというのだが、基準値以下なら安全であるという政府の見解など、信用できるのだろうか。

 そもそも、原発の安全性を差し置いて、電気が足りないどころか、電気代が上がることを回避するためという理由で原発再稼働を強行する政府が、国民の安全性について責任を持って見解を表明しているとはおよそ考えられない。

 あるいは、瓦礫処分により地域にばらまかれたのが極めて低濃度の放射能であっても、雨水などの流れで特定の場所に集積するかもしれない。また、食物連鎖の結果、猪に高濃度の放射能がたまって、それを人間が食べるようなことになるのかもしれない。

(3) 福島第2原発の事故で、人類がこれまで経験したことのない膨大な量の放射能がばらまかれたという事実に思いを致すべきである。この放射能が今後、どのように人類に害悪を及ぼすか誰にもまだ分からないのである。

 瓦礫の放射能が一定以下なら問題がないなどと、誰が一体、断言できるというのだろうか。

(4) 福島や宮城等には、まさに原発被災地、あるいは海岸沿いで住民が高台に避難してゴーストタウン化した地域など、瓦礫処分に適した土地が地元に多々あることは明らかである。

 現地に処理工場を造り、現地の人を雇用して現地で最終処分をする、ということでどこがいけないのか、全く分からない。

(5) わざわざ、放射能禍を日本全域にまきちらしてどうするのか。あるいは、何らかの手違いにより高濃度放射能瓦礫が持ち込まれてそれが発見され、「関西も放射能汚染」などと世界に報道されたら、取り返しの付かない風評被害を世界から受ける。

 西日本で放射能が基準以下である、などということで東日本大震災の瓦礫処分をすることなど、民俗の自殺行為である。そのようなことは絶対に許してはならないと考える。