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絶対安全だったはずの原発に、想定外の津波、見過ごされた活断層、それ以外には欠陥が無いなどと、言えるはずがない。直ちに全部、廃止すべきである。 [脱原発問題]

(1) 敦賀原発の建屋の真下に活断層が走っていることが判り、再稼働ができないどころか、原発廃止が必要な状態になっているようである。

 しかし、そもそも原発は、絶対安全な施設だったはずである。だからこそ、ひとたび重大事故が起こったら何十万、何百万という人の生命、身体、財産に重大な影響を与える原発が、日本中に建設されたのである。

(2) その、絶対安全だったはずの原発で、平成23年3月11日の東日本大震災による想定外の大津波で福島第二原発に甚大な事故が発生した。政府はそれが、何千年に一度の想定外の大きな津波が原因だ、としているが、絶対安全だったはずの原発で事故が起こったのである。他に問題が隠されていてもおかしくない。

 はたせるかな、こんどは、原子炉建屋の真下に活断層が走っていて、現在の基準では設置が許されないということが明らかになった。

(3) しかし、絶対安全だったはずの原発が、想定外の津波が襲うことがあると判り、さらに今回、その上に原発設置ができない活断層が見過ごされていたことまで明らかになった。たまたま例外的にひとつの事態が発生することはあっても、例外的であるはずのことが二つも起こったのである。これは、同様のことが、例外ではなく、またまだ存在する、と考えなければならないはずである。

(4) 現在、原発の安全性に対する信頼は地に墜ちたというべきである。単なる信頼の問題では無く、可能性の問題としても、現在、全く想定はできないけれども重大事故が発生する可能性が低くなく存在するというべきである。

 現在の原発には、人智が及ばないところか、あるいは、ことさらに隠されたところで重大な欠陥があり、近い将来、現在明らかになっている問題以外の原因で重大事故が発生する可能性が低くないというべきであり、原発は、直ちにすべて廃止するしかないことは明らかだと考える。