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安倍首相の「特区が加計学園の申請だと知ったのは今年の1月だ」との説明はおよそ不合理で、全く信用できない。 [安倍政権の不正]

(1) 学校法人加計学園が、安倍首相の親友が理事長であることから、首相を始め政府が特別の便宜をはかったという疑惑について、7月24日の衆院閉会中審査で、安倍氏は、これまでの答弁を翻し、特区申請が加計学園についてのものだと知ったのは、今年の1月20日が初めてだと発言し、大問題になっている。


 これは、安倍氏が、これまでさんざん、加計氏とゴルフや食事をともにし、ごちそうにもなってきたが、加計氏が職務権限の及ぶ相手だから公務員職務倫理上、禁止事項ではないのか、という追及を受けて、その頃は知らなかった、と釈明することで飛び出したものであるが、全くもって信用できない。


(2) 安倍氏がそんな主張を変えても、全くもって信用できるはずがない。

  これまでの安倍氏の国会での答弁に明らかに矛盾するし、これまでの国会での議論は一体、何だったのか、ということになる。

  つまり、野党はさんざん、「総理、あなたは、親友の大学の学部新設だから、今治市の特区申請を特別扱いしたのでしょう。」と追及し、これに対して安倍氏は、「親友だからといって、特別扱いしたことはない」と、さんざん、反論していた。


 それが、突然、「今年の1月まで知らなかった」というなら、それならどうしてこれまで、「今年の1月まで知らなかったんだから、特別扱いしようがない。」と反論しなかったのか。今は反省猿のようにしおらしい態度で答弁している安倍氏だが、これまでの安倍氏なら、気色ばんで、「知らなかったんだから、親友への依怙贔屓も何も、総理としてもやりようがないでしょう。」などと叫んでいるに違いない。


 そして、争点は、昨年までに安倍氏が「特区申請は、加計学園についてのもの」だと知っていたかどうか、に絞られる。まさに、知らなかったら不正な扱いはしようがないし、知っていたら、そこで嘘をついたのは、不正をごまかそうとする意図があったのは明らかだ、ということになるからである。


(3) まずは、安倍氏が、去年までに、特区申請が加計学園のものだったことを知っていた旨の証拠を探すことが必要であるが、それを待つまでもなく、上記の主張の変遷は、それ自体、不合理で、全く信用できないというべきである。

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