小沢チルドレンは小沢氏の国会招致に反対。こんな時のために飼ってきたのか。 [小沢・石川問題]
(1) 民主党の菅首相、岡田幹事長が小沢氏の、政治倫理審査会での国会招致に向けて民主党内をまとめているが、小沢氏を支持する面々が強硬に反対し、特に、1年生議員の小沢チルドレンが何度もテレビに出るなどして、反対の意思を明確にしている。
(2) 小沢氏を支持し、小沢氏の国会招致に反対しているグループは、「強制起訴がなされるのだから、司法の場で白黒をはっきりさせればよいので、国会の出る幕はない。ここは民主党が一致して政策実現に当たるべきである。」などと主張している。
(3) しかし、犯罪の有無は司法が判断できるが、政治責任の有無は国民にしか判断できない。その材料を小沢氏が提供しない、小沢氏が多くの疑惑に応えようとしないから、野党は小沢氏を追及し、証人喚問を行ってでも真実を明らかにすべきだ、としている。
(4) このブログでも再三、指摘しているように、小沢氏は与党民主党の最大の実力者である。その小沢氏の政治資金について、不正献金による不正蓄財や、政党助成金隠匿の疑惑が指摘され、しかもそれらの資金がこれまでに民主党の議員に配られ、民主党および小沢氏の勢力拡大に使われているのではないか、と問題になっている。
(5) これらの問題について、小沢氏を支持するグループ、また、特に小沢チルドレンは、何も考えていないようである。小沢氏のおかげで民主党は、先の衆院選等で、新人議員を多数、当選させたのであるが、何のことはない。彼らは国家や党のため、ということではなく、小沢氏の利益第一に行動しているように感じられる。
小沢氏は結局、今日を想定し、自らを守るために多数の小沢チルドレンを飼ってきたのか、と思ってしまう。彼らは、小沢氏のためではなく、国民のためのまともな行動はできないのだろうか。
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