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民主党は、野田首相を細野氏に変えて増えるような支持層は、すでに大阪維新に食い潰されていることを認識せよ。 [野田政権]

(1) 民主党代表選挙で、野田首相に対する対立候補として、党内の強い要請に応えて細野環境相が立候補する見込みで、野田首相を破るかもしれない、とのことである。

(2) しかし、細野氏は野田内閣の一員として、一体として政策を実行してきたはずである。消費税も原発政策もTPPも、政策に違いがあってはおかしい。

 結局、政策の問題ではなく、見栄えのしない野田首相から、若くて二枚目の、細野氏に首だけ据え変えて、国民の気を引こうとしているだけの動きであることはみえみえである。

(3) 細野氏が代表になれば、民主党政権になってたった3年で、4人目の首相ということになるが、野田首相は参院で与野党が逆転している中で、いな、逆転しているからこそ、かもしれないが、消費税増税という、自民党内閣でも橋本首相以降、誰も手をつけられなかったことを実現し、一定の成果を挙げている。

 あるいは、これ以上、同じ民主党内で誰が首相になっても、特に何が変わるわけでもないことは、普通に政治のことを考えている人なら誰でも分かることであろう。

(4) 結局、野田首相を細野氏に変えた結果、民主党に帰ってくる、毛針に引っかかるような馬鹿な有権者は、今やみな、熱烈な橋下維新のファンになって、しばらくは民主党に帰ってこないことは明らかだろう。それよりも、コアなまじめな民主党支持者が、今度こそ民主党に愛想をつかし、自民党に票を入れる、などということで、むしろ支持を減らす可能性の方が高いのではあるまいか。

(5) 民主党は、最後まで政治の王道を進むことにより、次の、政権奪回の道も開けるというものである。今回、細野代表、首相で総選挙に負けたならば、民主党としてまとまる理由は全くなくなり、本当に崩壊してしまうだろう。今回の代表選挙は野田首相を再選できるかどうか、1年後の、政党としての生き残りをかけたものとなると考える。