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給与1年分返上申し出の猪瀬都知事、1年間、報酬をもらう資格がないと自認する人を、都民は知事と仰げない。 [政治]

(1) 東京都の猪瀬知事は12月9日、都議会総務委員会に出席し、医療法人徳洲会グループから現金5千万円を受け取っていた問題をめぐり、改めて陳謝した上で、「責任の取り方として、1年間、知事の給与を全額返上したい」と述べたとのことであるが、ますますもって、猪瀬氏が知事を辞任すべきことが明らかになったというべきである。

(2) 数ヶ月、何割などという、首長の給与の返上ならよくあるが、1年間、給与の全額を返上する、などということは寡聞にして聞いたことがない。

 要するに猪瀬氏は、1年間、ただ働きをしたい、ということであるが、これは、東京都知事という、政治家の中でも首相に次ぐくらいの激務であろうその職を、無報酬で行わなければならないくらいの悪事を働いたことを、猪瀬氏は自認したことになる。

(3) 「1年間、無報酬で働く都知事」、というのは、それ自体、異常そのものである。それだけで都民としては恥ずべき状態である。あるいは、猪瀬氏は、1年くらい、知事の職務を無報酬でできるくらい、潤沢な貯蓄を持っているということかもしれないが、それならば将来に備えて、選挙資金としてではなく、徳田氏から5000万円を借りた、というのは、一体、何だったんだ、ということにもなる。

(4) いずれにせよ、今回の、「1年間の給与返上申出」によって、で猪瀬氏の都知事辞任は、ますます不可避になったというべきである。


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