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靖国神社は神国日本、神たる天皇のために若者を喜んで死なせる宗教的洗脳の施設であって、次の戦争のためには使えても、平和のためには存在しえない。 [戦後民主主義問題]

(1) ことしの8月15日は、安倍内閣から3人の閣僚が靖国神社に参拝した。また、安倍首相も参拝はしなかったものの、靖国神社に玉串料を奉納し、首相在任中にいつかは参拝したい意向が伝わっている。

(2) 安倍首相らは、靖国神社に閣僚が参拝することについて、国のために尊い命を捧げた英霊に尊崇の念を表し、平和を願うものであって、他国からとやかく言われる筋合いはない、などと主張している。

(3) しかし、靖国神社は神国日本、神たる天皇のために若者を喜んで死なせる宗教的洗脳の施設である。「日本は神様である天皇が治めている神の国で、神の国が間違ったことをするはずがなく、神の国に併合されるのは近隣諸国にとっても名誉なことである。神の国である日本のために死ぬのはこの上ない名誉であって、当人は神となって靖国神社に奉られる。その母親も靖国の母として讃えられる。」とするものである。国家神道をもとに国民を国家総動員体制で反対を一切、許さず、国民全体を洗脳して侵略戦争に突き進めさせる。

 神たる天皇と靖国神社は、そのための不可欠な存在であった。神たる天皇は、古来、国家権威の象徴であり、国家自身が変われば平和日本の象徴にもなり得る。しかし、靖国神社はまさに明治維新政府が戦争推進のために作った施設であって、侵略戦争であろうがなかろうが、日本のために戦死することを奨励する施設であって、平和の施設に生まれ代わりようがない。

 日本が起こす次の戦争のためには使えても、平和のためには存在しえない。むしろ、日本が起こす次の戦争の時にもう一度、若者を喜んで国のために命を投げ出させるために使おうと思っている勢力があることは否定できないだろう。

(4) これらのことは、すでに当ブログでも何度も指摘しているとおりである。http://kentaro-0013.blog.so-net.ne.jp/2010-08-16

 靖国神社は、靖国神社に夫や父親その他、親族が英霊として奉られていると信じている遺族のために信教の自由のもとでの心情を無視できないことからその存在を否定することはできないものの、政治家が公式な立場では一切、関与すべきではないものと考える。


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