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消費税増税に不退転の覚悟で臨む野田内閣だが、小沢一派の反対と、輿石幹事長の弱腰で成立は不能だろう。ここは解散しかない。 [野田政権]

(1) 消費税増税に対して、野田首相は不退転の決意で臨んでいるようだが、その実現に向けては極めて困難な状況にある。

 小沢派が公然と反旗を翻しているのに対して、輿石幹事長は、「党を分裂させては元も子もない」などし表明し、野田内閣の増税原案に対して、大幅な妥協の必要性を示唆している。

 しかし、藤井税調会長は、「びた一文、訂正は許さない」などとして、消費税減税法案での、原案での可決を主張していることから、一体、民主党として「増税」にどう対応するのか、混迷の極みというしかない。

(2) 野田首相は、消費税増税に対して不退転の決意で臨むと言っているのであるから、輿石幹事長としても、「何としても成立さえる」という姿勢で臨まなければならないところ、そもそも輿石幹事長は党を割るような決断をする意図はなく、野田首相の「不退転の決意」は全く実現不可能なものとなってしまっている。

(3) 当ブログとしては、野田首相が増税路線で突っ走ると考える。そして、近く、政府提出の消費税増税法案に対して、小沢派100名が反対し、法案が否決されて野田内閣は倒れざるを得ないだろう。政府の最重要法案について与党の100名もの議員が反対し、また野党も反対しているのであるから、野田内閣としては退陣か解散しかないのであるが、このような状態で民主党として新しい内閣を作ればよい、というものではないことは明らかである。

(4) 野田内閣は退陣してはいけない。解散の途を選ぶべきである。野田首相は、増税についてどう対応するかを争点に、総選挙を選択すると考える。そして、増税派は負けるだろう。

 新政権は徹底的に公務員の給与を減らし、国会議員を減らして、その後、増税を提案してもう一度解散して国民の信を得て、それから増税する、ということしかないように思われる。しかし、却ってそれは、現状の政界の混迷を一気に解決する可能性も秘めているのである。

 野田内閣は、何としても増税法案を提出し、その否決のあかつきには、衆議院を解散して国民に信を問うべきである。


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