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ギリシャだけが悪いのか。漫然と大量の国債を買い続けた欧州各国の銀行の責任を問え。 [経済]

(1) ギリシャ国債のデフォルト問題に象徴されるユーロ危機で、ギリシャのような放漫財政の国にユーロ入りを認めたのが間違いだった、などという論調の意見が見られるが、放漫財政の国の低利の国債を買い続け、ここまで放漫財政を許した、欧州を中心とする世界中の銀行の責任が問われるべきだと考える。

(2) ギリシャその他の国の財政が、ここまで破綻に瀕するに至って、突然、国債金利が跳ね上がるのではなく、日頃から債務者たる各国の返済能力をチェックし、放漫財政を続ける国の国債は徐々に金利が上がり、これ以上の借金ができないようにしていく市場原理が働かなかったことに問題がある、つまり、放漫財政の国の低利の国債でも、漫然と買い続けた欧州各国の銀行に、重大な責任がある。

(3) ドイツの銀行も例外ではないのであって、ドイツの銀行を管理、監督できなかったドイツ政府にも責任があるのであって、何としてもギリシャを破綻させない政策に対して、必要な財政負担を行うべきは当然である。

(4) 今後、欧州各国は、国内金融機関と国際金融機関に分けて、国際金融機関についての金融政策は、監督は各国の手を離れて、統一して行うようにするしか、今後、同様の問題を防ぐ手だてはないのは明らかだと考える。すでに統一通貨ユーロを擁し、金利政策は各国の手を離れている。国際金融機関の管理を、各国が独自にできると考える方がおかしいというべきである。


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