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「鳥取県議は6人でよい」と言った橋下大阪府知事の謝罪、平井鳥取県知事も、府知事に謝罪させたと喜ぶな。 [政治]

(1) 橋下大阪府知事が5月25日、都道府県議は人口10万人に1人でよいとして、大阪府議の人員削減を目指していることに関係し、「鳥取県は人口60万人だから、県議は6人でよい」、などと発言したことに関し、平井鳥取県知事から、他県のことによけいなお世話だ、などと反論されていた。

(2) 思うに、県議会は県下の市町村の利害調整の役割も大きいことから、例えば都市部の市、5つから5選挙区、漁業関係の町村連合から2選挙区、農村部から2選挙区、山間部から1選挙区などと10選挙区くらいは必要で、いくら何でも人口比から、県庁所在地の選挙区は5人、中程度の市には3人などと、定数を傾斜させていくと、20やそこらの定数はどうしても必要になるだろうことは、容易に考えられることである。

(3) それを、たまたま大阪府が、人口880万人で10万人に1人、府議会の定員を88人にするのがいいから、同じように鳥取県は人口60万人だから6人でよい、などとは、鳥取県の特徴を考えたのか、などというまでもなく、およとまともな意見でないことは明らかである。

(4) 橋下府知事は26日、関西広域連合委員会で、「言い方に問題があった」などとして平井鳥取県知事に謝罪し、矛を収めた。

 平井県知事は委員会のあと、「大阪府知事に頭を下げさせたのは初めてじゃないですかね。」などとご満悦だったが、馬鹿な発言をすれば大阪府知事でも頭を下げるのは当たり前で、「鳥取という小県の知事が、大阪という日本で2番目の知事に頭を下げさせたことが快挙だ」などといった感想はいかがなものかと思う。

 小なりといえども大阪府と全く対等な鳥取県の知事として、基本的姿勢が間違っているというべきである。


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