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柳田法相の「法と証拠に基づいて適正に」など二つだけ答弁、「それしか質問してくれないから」と言えばよかったのに。 [民主党新政権]

(1) 11月16日、柳田法相が、「法相は、『法と証拠に基づき、適切にやっている』『個別事案については答えを差し控える』という二つの答弁だけ覚えておけばよい」旨、地元の会合で発言したことが国会で問題になった。

(2) 確かに、その二つのこと以外、つまり具体的な法務省の施策については、何も勉強しなくてもよい、勉強していない、と言っているようで、柳田氏は法相失格、菅内閣はこんな人間を法相に据えているのか、ということになる。

(3) 柳田法相としては、国会で追及されたときに、「野党は、尖閣のことや検察庁のことしか聞いてくれない、二つのことだけ覚えておけば答弁は済む」という趣旨だ、と答弁しておけばよかったのに、と思う。

(4) ただし、そうすると野党は、複雑な問題の質問を行って、柳田法相が答弁に詰まり、その二つのこと以外、何も勉強していないことが明らかになってしまうのだろう。

 民主党には有能な弁護士など、法務行政に詳しい議員ならいくらでもいるだろうに、千葉前法相が法務行政に精通し過ぎていて、しかも市民派、反権力の立場だったら法務省や検察庁として何かとやりにくく、今度は「何でも言うことを聞く大臣がほしい」と言われて断れなかったのかもしれない。

(5) いずれにせよ、情けない話である。


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