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刑事責任と政治責任は違う。疑惑を晴らせないなら、民主党は小沢氏を除名すべきである。 [小沢・石川問題]

(1) 民主党の小沢一郎元代表は11月3日午後、都内でインターネットサイト「ニコニコ動画」の公開生中継に出演し、自らの資金管理団体の政治資金規正法違反事件をめぐり、野党側が求めている国会招致について、「裁判所の手続きに入っている。司法で取り上げているものを立法府が議論するのは妥当ではない」と述べ、応国会招致に応じる考えがないことを明らかにしたとのことである。

(2) しかし、刑事責任と政治責任が違うのは明らかである。小沢氏の刑事責任の有無を明らかにするのは裁判所であるのは当然である。しかし、その間、小沢氏の政治資金規正法違反の疑惑が晴れないこともまた明らかである。

(3) 小沢氏は、国民の疑惑があろうと、なかろうと、別にどちらでもよいのだろう。しかし、民主党はそうがいかない。このままでは小沢氏への疑惑の放置が、民主党への国民の信頼自体を揺るがせてしまう。

(4) 小沢氏が国会への招致に応じることなく、国民の疑惑を放置するならば、民主党は小沢氏を除名すべきである。

 今こそ、この件では菅代表が指導力を発揮する時である。このままでは、菅内閣、民主党自体が、小沢氏と一緒に沈んでしまう。


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