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通貨戦争は、世界中をインフレに導いてしまう。 [経済]

(1) 国際通貨基金の専務理事が、8日から米ワシントンD.C.でIMF・世界銀行年次総会が開催されるのを前に、「通貨戦争の脅威を極めて深刻にとらえている」と述べたとのことである。

 これは、日本がドルー円相場に介入し、円高を防ごうとしたこと等を念頭に、各国が為替下げ競争を行うことを「通貨戦争」と表現し、為替に対する不当な介入を戒めようとするものである。

(2) しかし、まず、為替は、投機筋等の投機により、不当に歪められることがある。本来、各国の物価等の動向により為替は変動するのだが、投機筋の動きによる不当な為替変動には対抗して為替介入が行えるはずだが、何が投機筋による不当な為替水準かよく判らないから、「通貨戦争」を防ぐと、不当な円高等への対応でも、「通貨戦争」であるとして各国の批判により、不可能となってしまう。

(3) そして、最終的には、為替介入ができない以上、各国としては通貨供給量を増やし、インフレ政策を取ることになる。その結果、世界中がインフレの危険に直面することになる。デフレの長い日本のような国ばかりではない。

 今後世界は、各国のインフレを警戒していく必要があるのである。 


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