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谷亮子議員が柔道競技引退表明、しかし、どうして小沢氏が同席するのか。 [政治]

(1) 10月15日、民主党の谷亮子参議院議員が、柔道競技からの引退を表明した。その記者会見に小沢一郎氏が同席していたが、一体、これは何なんだ、と思ってしまう。

(2) 一人前の参院議員が記者会見を行うについて、柔道のことだから、同席するとしたら、柔道のコーチや柔道協会の役員等が同席するのが筋だろう。政治家としても重要問題だというなら党の幹事長等が同席すればよい。党としては関係が薄い、ということなら、谷議員が1人で記者会見すればよいのである。

(3) 確かに谷亮子参院議員は、当選するまでは政治に素人で、小沢氏が後見して立候補表明に同席する、などということがあるのだろう。しかし、谷議員は当選後、すでに3ヶ月を経過し、議決の投票も経験している。谷議員は、一人前の参院議員なのである。

 その谷議員が、記者会見を行うに、小沢氏に同席してもらわなければいけない、などというのは、記者会見ひとつ、自分だけではできない人を、国民は議員に選んでしまったのか、ということになる。

 しかし、言うまでもなく議員は、ひとりひとりが全国民の代表として、独立してその意思を議決に反映させる職務を有するのに、谷議員にはそれができるのか、ということになってしまう。

 「小沢先生、私たちをお導きください」ということでなければ自らの政治的活動もできないような議員であっては困る。

(4) これからも、谷議員は、小沢氏の傀儡としてしか行動できない、行動しない、逆に言えば小沢氏は、黒でも白でも、自分の言うことを何でも聞く議員を、少なくとも1人、確保しているということだろう。

 あるいは、検察審査会による強制起訴議決以降、本会議開会時刻の10分前に10分間だけ記者会見してその後はマスコミを避け続けた小沢氏が、わざわざ谷議員の記者会見に出てきたのは、谷議員のような、小沢氏の言うことを無批判に聞く議員がたくさんいるぞ、簡単に「離党勧告」などとは、首相でも言わさないぞ、「オレを離党させたら、何人もの議員が付いてくるぞ」という示威行為なのかもしれない。

(5) いずれにせよ無恥な2人、その存在だけで民主党への国民の信頼を失墜させるに十分だと、この2人だけではなく、小沢氏を支持する民主党議員は、考えていないということのようである。


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