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小沢首相なら解散への道をひた走るしかない、民主党小沢支持議員にその覚悟はあるのか。 [10年民主党代表選]

(1) 民主党代表選挙は、相変わらす世論調査では菅首相が65%、小沢氏が20%以下などと、圧倒的に菅首相への支持が高い中で、議員票では逆に小沢氏がリードする、という状況が続いている。

(2) しかし、世論から「政治とカネ」の問題を理由に「不支持」の意見を突きつけられ、民主党内でも半数に近い議員から支持されず、また、民主党自身があれほど「解散なしに首相だけすげ替えるのは許せない」と批判してきたのに、たった1年で3人目の首相に替えて、野党が黙っているはずがなく、全面的審議拒否に出れば世論はそちらを支持するだろう。

 また、小沢氏の証人尋問を参院で議決する、などということも考えられる。参院は野党多数だから決議は通る。国民は決して、数の横暴などとは言わない。むしろ喝采するだろう。

(尋問案は下記のとおりhttp://kentaro-0013.blog.so-net.ne.jp/2010-09-01-1)。

(3) また、公明党を始め、野党で、世間から総スカンを食っている小沢民主と組もうとするところなど、今以上に無いだろう。また、そのような中で自民党から民主党に鞍替えするような無節操な参院議員もそんなにいるとは思えない。

 自民党議員としても、ここは我慢のしどころで、早晩、小沢内閣が解散に追い込まれ、その後の政界再編の時に堂々と動けばいいものを、「小沢氏に釣られた」、となるとそれ自体は選挙区民に説明がつきにくいし、その後しばらく小沢氏と行動を共にする必要があり、およそ得策ではないだろう。

(4) そのようなことから、小沢首相では早晩、衆議院を解散し、政界再編に走るしかない。その際に去年、空前の「民主党バブル」で初めて当選できた民主党一年生議員など、ひとたまりもなく自民党議員にリベンジされ、今後、二度と当選できないような人が多いだろう。

(5) 去年の夏、民主党政権を選んだ国民は、菅首相ではいささか頼りないけれども、「政治とカネ」の疑惑にまみれた小沢氏が、政治とこの国を滅茶苦茶にするよりはマシだと思い、もう少し菅首相のもとでの民主党政権を続けさせようと考えている。それが、菅首相への支持が65%、内閣支持率としても50%を超えるような数字となって現れているのである。

(6) まさにそのような国民の声に逆らって、小沢氏の、彼個人の、最後の、人生を賭けた一発逆転のギャンブルに付き合ってよいのか、というのが今回の代表選のテーマであり、ことは議員個人の問題ではなく、日本の国全体の将来がかかっているのである。

 民主党議員は、もう一度、国民の声に真摯に耳を傾けてほしい。そうすれば、小沢氏支持などという選択は、絶対にあり得ないはずである。


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