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民主党の政策現実化を歓迎する。 [政権選択総選挙]

(1) 民主党は近く正式に発表するマニフェストで、海賊対策での自衛隊の海外派遣を容認した。

 麻生首相は、「あれだけ反対して選挙直前になったら変わるのか。『ぶれた』、っていうのはそういうことじゃないのか。」と言って批判したとのことである。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090723-00000098-mai-pol

(2) しかし、民主党の、この問題での政策変更を支持する。何の問題もない。

 そもそも、野党時代の政策と、政権を獲った時の政策が違うのは当たり前である。野党時代は国民に理想を示し、政権を獲ったら現実に沿って行動する、これは政党として当然のことである。

(3) 理想は理想として、まずは前政権のやり方を引き継ぐ、そのことは野党から与党となる世界中の政党が行ってきたことである。

 選挙前に何の予告もせず、違憲のはずの自衛隊を容認した社会党と連立したことのある自民党の党首が、選挙前に現実を見据えて新政策を国民に提示した民主党の公約を批判する資格は全くない。

(4) 「ぶれる」とは、何の信念も見通しもなく、思いつきで政策を掲げてすぐに変更することである。理想はひとまず置き、政権獲得にあたって当面の政策を現実的に変更することは、ごく普通の政権獲得準備行為である。 

(5) 大風呂敷を広げる必要はない。自民党から乗り換えるのに、変化はむしろ小さい方がよい。今後もあるであろう、民主党の政策現実化を、基本的に歓迎する。


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