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トルコによるロシア軍機撃墜、トルコは世界から強く非難されなければならない。 [国際問題]

(1) トルコ機が、ロシア軍機がトルコ領空を侵犯したとして撃墜したが、トルコは国際社会から強く非難されなければならないと考える。

(2) ロシア軍機がトルコの領空を侵犯したのは事実のようである。しかし、そこはシリアとの国境付近で、ロシア軍機が、あるいは国籍不明機だったのかもしれないが、トルコの中心部に進路を取っていたような事実はなく、国境に沿ってシリアないしトルコ領空外へ追い出せばよいだけのことであり、トルコ国内に対する爆撃態勢なども取っていなかったのであるから、また、現に撃墜したのはシリア領内であったことも争いがなく、撃墜するなどという行為が、過剰な行為であることは明らかである。

(3) 領空侵犯ももちろん悪いが、飛行機を撃墜する、などという実力行使が容易に許されるわけがない。トルコとすれば、ロシア軍機が領空侵犯を繰り返している事実を、証拠を示して国際社会に訴えて、再発防止を要求するべきだった。

 ロシア軍機による領空侵犯は、ここ数日で何度も繰り返されていた、というのだから、条件反射的に撃墜してしまった、というトルコの釈明も、容易に信用できないのも明らかである。

 ロシアがこの問題に対して、トルコへの経済制裁等、平和的手段で対応し、報復の軍事行動に出ていないことも高く評価できるものである。  

(4) トルコは、ロシア軍機による領空侵犯があったからといって、撃墜したトルコの方が責任は遙かに大きい。

 まずはトルコがロシアに謝罪し、速やかに両国の関係修復をはかるべきだと考える。


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