SSブログ

ギリシャからイタリアへ。通貨危機が日本に及び、手遅れになる前に、早く増税せよ。 [経済]

(1) ギリシャ危機は何とか収束しそうだが、今度はイタリア危機が問題になっている。イタリアはIMFの監視下に入ることで国際的信用を何とか維持しそうだが、ベルルスコーニ首相は、これまでの放漫財政の責任を問われて、いよいよ退陣を迫られそうな状況になっている。

(2) ギリシャ、イタリアに続いて、対GDP比で圧倒的に大きな借金を背負っている日本が、次に、いつ問題になってもおかしくない。

 但し、国債が暴落する等で問題になれば、日銀は直ちに暴落した国債を買い集めて償還すればよい、というのは、すでにこのブログでも提起しているところである。http://kentaro-0013.blog.so-net.ne.jp/2011-08-06

(3) 但し、国債が暴落して日銀が買い集めて通貨発行高が増え、あるいは、そのようなことがあってもなくても、ともかく、円が暴落して輸入価格が暴騰し、物価が暴騰してハイパーインフレになる、などということが起こらないとも限らない。

 すでに国内には大量の円が流通しており、原油価格の暴騰などをきっかけに、いつどこで、インフレの火が噴いてもおかしくない状態になっていると指摘する向きもある。

(4) 景気の回復を待って増税する、などということを言っていると、いつまで経っても増税などできない。景気を腰折れさせない、という意味では、巨大な復興需要がすでに形成されている。

 世界の風向きが変わり、日本売りの大波が襲ってからでは対処の手段はない。手遅れになる前に、野田首相は、直ちに国会で、増税を宣言して、消費税増税を実行すべきである。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0