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「母親のおにぎりのように、心をこめてトヨタは自動車をつくる」、との社長の言葉、本当ならば感動的だ。 [経済]

(1) 1月11日、トヨタ自動車の豊田章男社長がデトロイトで、昨年のリコール騒動の反省から、コンビニおにぎりが安全であるようにトヨタの車も安全だとした上で、「母親の作るおにぎりのように、わたしたちは一台一台の車を心をこめて作りたい」と続け、顧客に安心感を与えることが目標だと語ったとのことである。

(2) 確かに、昨年のプリウスのリコール騒動があるまで、トヨタの車は世界一安全で安心だ、という信頼があったように思われる。特に車は自分にも相手にも、命にかかわる機械であるだけに、信頼は何よりも大事である。トヨタはこれから、その信頼をまさに命懸けで取り戻していかなければならない。

 あるいは、車にかかわらず、物づくりにかかわる人間として、安全である以上に、心をこめて1台、1台の車をつくる、ということが本当に行われるならば、それは感動的ですらある。

(3) トヨタ車だけは、月曜日につくられた車でも、バカンスシーズンにつくられた車でも、絶対に安全で安心できる、そのような信頼を勝ち得れば、少々他社、他国の製品が安かろうが、トヨタ車は世界で勝ち残っていくことだろう。

 あるいは、日本の製造業が世界で生き残っていく秘訣は、案外、そのあたりにあるのかもしれない。

(4) トヨタが、母親のおにぎりのように自動車をつくる、ということを本当に実行してくれることを、心から期待したいと思う。


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