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尖閣ビデオのネット流出、違法行為の内部告発でないから正当性はない。 [尖閣諸島問題]

 (1) 尖閣ビデオのネット流出について、国民の知る権利に応えたもので正当行為だ、などという主張がある。

(2) しかし、政府が違法行為を隠蔽していて、それを内部告発で暴露する、などというならともかく、政府の判断で「秘密」、「非公開」にしているものを末端の公務員の判断で公開する、などということでは政府の秩序も何も成り立たない。

 本件のビデオは、大まかにどういう内容か、ということの公表はされているがビデオそのものは公表されていない。ビデオ全体は、各種の国益等を考えて公表しない、という選択をしているのだから、秘密であることは明らかである。それを所轄の公務員だからコピーできたところ、勝手に公開したら秘密漏洩である。

(3) 国として、外交的判断等により、「秘密」とするか「公開するか」、国民で議論するのが民主主義である。そして、最終的には政府がそれを決め、それらの政府の判断について、選挙の際に国民が意思を示すのが民主主義である。

(4) 国の行政に携わる公務員が、それぞれ勝手に判断したのではこれらのシステムが成り立たない。いわばテロである。このような行為に正当性はない。次々とこういうことが起こると、国家が成り立たなくなる。厳重に処罰すべきである。


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