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自民党はこれ以上醜態をさらさず、主権者の意志に従え。 [政権選択総選挙]

(1) いくら何でも自民党の醜態はひどすぎる。

 自民党議員の3分の1を超える133人が両院議員総会を要求し、両院議員総会が開かれるはずだった。開かれた以上、麻生首相への非難、批判が噴出し、3分の1を超える議員、与謝野、石破両中核大臣が麻生首相は首相に不適任であると主張することになっていた。

(2) その麻生氏を首相候補として総選挙を戦うことなどできないわけで、両大臣を含む133人の議員は、麻生首相に辞めよ、と不信任を突きつけたことになる。

 しかし、では一体、自民党で誰が、麻生氏に代わって、国民に対して、安倍でも福田でも、麻生でもなく、この人ならこの国を委ねられる、というのか。

(3) 結局、麻生首相では勝てそうにないから、政策や党の体質、つまり、中身は変えず、顔、表紙だけ変えて国民の目先をごまかそうという以外のなにものでもないものである。

 しかし、それは、国家、国民のためにならないことは明らかで、各議員が一人でも多く生き残る、ということ以外に行動の目的は無いように思われる。

(4) このままでは自民党50年の歴史が泣くというものである。昨年9月、麻生氏を総裁に選び、次の選挙で国民に提示する自民党の顔とした状況は、麻生氏の人気が低くなった、という以外に特に変化はない。

 どうせ数ヶ月すれば麻生氏と同様に人気が下がることが目に見えている新総裁にすげかえて国民の目を誤魔化そうとすることほど卑劣なことはない。

(5) ここは、どんな結果になろうと、自ら選んだ麻生首相のもと、国民の審判を仰ぐ、という選択以外に無いと思われる。

 自民党はこれ以上醜態をさらさず、速やかに麻生首相のもとで国民の審判を仰ぎ、国民の意思に従え。そうでなければ、まさに「自民党解散」の総選挙を迎えることになるというべきである。


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