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脳死を人の死とすることに反対である。 [社会]

(1) 7月13日、国会で、脳死を人の死とする臓器移植法改正案がいわゆるA案のまま成立し、日本でも脳死を人の死とすることになった。

(2) 今国会での臓器移植法案の成立には反対である旨を表明してきたがhttp://kentaro-0013.blog.so-net.ne.jp/2009-06-19、法案の成立を受けて、あらためて脳死を人の死とすることに反対である旨を表明する。

(3) 人間は脳が「死に」、一定の活動その他ができなくなることがある。そのことをもって人の死とすることに決めたのが今回の改正である。

(4) しかし、脳死状態でも人間は成長する。子供は背が伸びる。親の中には、子が脳死になったからといって、その死を認めることはできない者がいることは明らかである。法律は親のそのような自然な感情を無視し、そのような親に「あなた子は死んだ」と勝手に決めつけるのであるが、そんなことは許されないと考える。

 また、脳死状態でも胎児は成長する。10ヶ月後、命を世に生み出す母胎を、死体ということができないのは明らかだと考える。あるいは、その子は、死体から生まれた、死者から生まれた子ということになるのだろうか。そのような扱いが不当なことは明らかである。

(4) 脳死でも人は成長するし、子供まで産める。そんな存在を「死体」とすることができないのは明らかである。

 脳死を人の死とすることに反対である。


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