小沢氏の民主党代表選出馬、支持する議員は正気か。

（１）　８月２６日、９月の民主党代表選挙に、小沢氏が、鳩山氏の支持があることを理由に出馬を決めた旨、発表した。

（２）　言うまでもなく、小沢氏が代表選に勝てば、次の首相になる。しかし、小沢氏は「政治とカネ」の問題で、国民の批判に耐えられないとして、鳩山氏とともに辞任した人である。その２人が、今度は小沢首相の誕生を目指し、鳩山氏が支えるのだという。

（３）　しかし、そんな内閣、誰が支持するのだろうか。小沢氏は、莫大な箪笥預金がどのように形成されたか、自由党解党時の隠し金だったのではないのか、箪笥預金であることをいいことに、ヤミの汚いカネを使ったのではないのか、だからこそ、自ら政治資金報告書に虚偽の記載をしたのではないか、という疑惑に、何ら答えていない。また鳩山氏も、母親からの違法献金の使い道について、約束に反して何ら明らかにしていない。

（４）　そんな２人だからこそ、表舞台から身を引いたのではなかったのか。向こう３年、総選挙も参院選もしなくていい時期、つまり今まで半年ほど身を引いて、向こう３年、国民の意思を無視してやりたい放題やる、というのでは、民主主義もへったくれもない。

（５）　そんな議員が２人、存在する、ということなら仕方のないことであるが、そういう２人を支持する民主党議員が多数存在する、というのは、全く信じられないところである。

　小沢氏と鳩山氏を支持する民主党議員は、国民の声に真摯に耳を傾け、早く正気に戻って欲しい。

鳩山氏の「小沢氏への大義」、天下国家、国民の利益より優先させるのか。

(1)　9月の民主党代表選に小沢氏が出馬表明したことを受けて、8月26日、鳩山前首相が小沢氏を支持する旨を表明したが、その理由は、「小沢氏には自由党から民主党に入って頂いた、その経緯からして私は応援する、それが大義だと思っている」とのことである。

(2)　言うまでもなく、民主党代表選は次期首相を決める選挙である。鳩山氏の「大義」が、次期首相に誰がふさわしいかという、天下国家、国民の利益と何の関係も無いことは明らかである。

(3)　鳩山氏の見識を疑う。そんな理由で次期首相を選んではならないことは論を待たないものである。