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フランス連続テロに抗議する。世界中の価値観を尊重しよう。世界中の人々に思いやりの心を持とう。 [報道・言論]

(1)フランスの週刊紙シャルリーほかに対する連続テロに抗議する大行進に足を運んだ人の数が370万人にのぼり、まさに、フランス革命や、第二次大戦のパリ解放以来の規模の国民の声となった。

 当ブログも、テロを断固として許さないという、この世界の連帯に対して、全面的に賛同する。また、シャルリーを始め、世界の言論機関は、このような卑劣なテロに屈することなく、世界に正義と真実の発信を、勇気をもって続けていってほしい。

(2) ということは前提として、世界中のすべての言論機関は、世界中に多くの価値観があって、それらは、他者の権利を侵害することを是とするようなものを除いて、すべて最大限に尊重されるべきである、ということに、思いを致すべきであると考える。

 また、世界中の人々に対して、最大限の思いやりの心をもって接し、他人を傷付けるような表現は、控えるべきであると考える。

(3) 最近も、北朝鮮の金正恩第一書記暗殺を描くコメディ映画の公開をめぐって、サイバーテロによる脅迫が行われた。

 サイバーテロであっても、絶対に許されないものであることにかわりはない。しかし、他国の指導者を、正面からその不正につき徹底的に批判する、罵倒する、ということが正当な言論行為であることは当然として、一国の指導者を、殺してしまう映画を、茶化して作る、などというのは、他人の心を傷付けるもので、よくない行為だと考える。http://kentaro-0013.blog.so-net.ne.jp/2014-12-23

(4) われわれ日本人としても、かつて、「福島原発のおかげで、相撲がオリンピック種目になった」、などという、3本の腕、3本の足を持った力士同士が相撲をとっている風刺画がフランス紙に掲載されたことを思い出す。

 同紙は、日本からの抗議に対して、日本人にはユーモアのセンスがない、と言って反論し、謝罪に応じなかったことがあった。http://kentaro-0013.blog.so-net.ne.jp/2013-09-16

(5) 政治的に正面から意見を述べて、それが他人をいかに傷付けようと、それを自制させようなどということでは世界の政治的進化、あるいは、進化そのものがとまってしまう。

 しかし、ユーモアのセンスで発表者の芸術的表現の自由を発揮する、といった表現の自由は、他人の心を傷付けてまでは,認められないのではないだろうか。

(6) 世界中の人々は、世界中の価値観を尊重するべきである。そして、世界中の人々に思いやりの心を持つべきである。人の心も、不必要に傷付けるようなことがないよう、互いに尊重しあっていくべきであると考える。その先にこそ、世界の平和がある、と考えるものである。


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