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麻生氏が財相兼金融担当相では、小渕流の、公共工事ばらまき型の景気浮揚しかできないだろう。 [新安倍政権]

(1) 安倍自民の、日銀にインフレターゲット2%を決めさせて、国債をどんどん発行して全部日銀に引き受けさせて景気をよくする、などという公約への批判はすでに当ブログで行っている。http://kentaro-0013.blog.so-net.ne.jp/2012-11-25   http://kentaro-0013.blog.so-net.ne.jp/2012-11-27

(2) 安倍内閣で現実の政策を実行するのは、麻生財相兼金融担当相のようである。しかし、麻生氏の口から、高度の経済理論を聞いたことがない。要するに小渕首相の「株よ上がれ」と叫んでやみくもに公共投資を増やす、ということだろう。

 あるいは、麻生首相当時のエコポイント制度も、いまでは批判にさらされている。ソーラパネルなどの新開発商品の普及のためならともかく、テレビや冷蔵庫などといった従来の電化製品でエコポイント制度を実施しても、需要の前倒しにしかならないというのである。しかも、一気に需要が生じてしまうため、製造現場は大変な上に、販売合戦で価格も下がってしまうというのである。

(3) 日銀がいくら紙幣を刷っても景気はよくならない。要するに公共工事を増やした分、景気はよくなるが、公共工事の増加をやめたとたんに元に戻ってしまい、その分、財政赤字の増加だけが残る、ということが繰り返されてきたのである。

(4) 規制緩和で新たな産業を育成する、その際、既成産業の衰退から生じる失業者増等の歪みを押さえながら、また、ハイパーインフレなどにならないよう、また、円安が進みすぎないよう、そして、何よりも財政赤字をこれ以上進めないようにしつつ、つまり、八方塞がりの中で四方八方に気を配りながら、慎重に進めていく必要がある。

 麻生氏に、また麻生氏を担当者に選んだ安倍内閣に、そんなことができるはずがないのである。


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