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浜岡原発の危険性は津波ではない。下の地面が割れて、ずれてしまうことである。 [脱原発問題]

(1) 7月22日、中部電力は浜岡原発の地震対策として、高さ18メートルの防波壁を設置することを決めたとのことである。

(2) しかし、浜岡原発の危険性は津波だけでは決してない。そもそも直下型の大地震で施設そのものが地震で壊れる、冷却装置のパイプ等が壊れて、電源が喪失しなくても原子炉そのものが破壊される危険があるということである。

(3) 無駄な防波壁を作っても意味がない。政府は早急に浜岡原発を止める本当の理由を明らかにし、浜岡原発は危なくて止める、どのような原発がどのように危険で、どのような場合に止めるのか、基準を速やかに発表すべきである。


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コメント 2

野兔

まったく、その通り!

中部電力(株)の識見を疑う。

1)仮に、18mの津波を防ぎ得たとしてそれこそ、
20mの津波が来たとしたら、
中部電力(株)の全社員は、「想定外でした」と、言い逃れするのか?
何故に、18mなのか?根拠も必要。

2)原発は、いうなれば技術設備の集合体である。
「上手の手から水が漏れる」の喩もあるように、過ちは人の常である。
複雑になればなるほど、Fool proofをより多く求められるのだが、現実は反対の傾向である。
なぜなら、その実行には莫大な費用が嵩むから(歴史は繰り返す)。
そして、中部電力(株)がそうだとは云わぬが、少なくとも東京電力(株)は、営利追求の為にその費用を惜しんで安全対策をないがしろにした過去の動かぬ証拠が今回のお粗末なていたらくだ。

3)さよう。振動で配管に齟齬を来たさぬ保証はどこにもない!地震とは、3歳の幼児でもわかる地面の振動である。
それが、冷却水配管でなくとも、調節弁をコントロールする圧縮空気の配管がやられることもあるし、いや窒素ガスで動かしてますと言い逃れするかもしれないが、制御を担う電流信号だってそれを伝えるのには、電線管を用いてる。それらがやられない保証はどこにもないのだ。
百歩譲って、配管・配線は大丈夫だったとしても、
原子炉本体に亀裂等の損傷は受けないのか?
また又、性善説過ぎはしまいか?
悪意のある人が武力で持って侵入し破壊行為に走るかもしれない。
絶対安全とは、人の作るものにありえないのです。

by 野兔 (2011-07-26 21:54) 

kentaro

 野兔さん、コメントありがとうございました。

 今、福島の牛の放射能汚染が問題になっていますが、もうすぐ、東北の広い範囲で別の食品の汚染が明らかになってくるでしょう。

 一つ間違えば、複数の県単位くらいで、人が長期間住めない、あるいは農業ができない、などという甚大な被害が生じる恐れがあるわけですから、東海大地震による被害の可能性が高いといって即時停止した浜岡原発について、津波対策ができたというだけで再開するなどということが許されないのは明らかだと思います。

 菅首相も、浜岡原発を止めただけでなく、今後のことをきっちり決めて、辞めていってもらいたいものです。
by kentaro (2011-07-27 17:37) 

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