大相撲八百長問題処理、相撲協会自身が八百長の存在を認めることから始めよ。 [社会]
(1) 大相撲八百長問題は、放駒理事長が、過去には全く無かったと言明し、今回の調査に名前の出た力士は、携帯電話は捨てた、などと言って調査が進まないなど、今後の見通しが全く立たない状態に陥っている。
しかし、相撲協会は、理事長自ら、過去には全く無かった、と言っているのだから、今回、名前が出た力士にだけ、八百長を告白せよ、というのも筋が通らない話である。
(2) 八百長問題は、平成3年に当時の二子山理事長が、力士、親方を集めて、無気力相撲、八百長について、「そんな相撲を取っていて恥ずかしくないのか、そんなことをしていると文部省に知れたら、国技館が没収されるぞ、相撲が取れなくなる、明日から自分たちの生活の糧が無くなるんだぞ」、と言って諫めていたが、まさに、その時に改めなかった結果、今となって現実のものとなろうとしているのである。
(3) 大相撲における八百長は、過去に、白鵬の親方である宮城野親方が、白鵬と朝青龍の八百長について愛人に説明したテープが流出したように、あるいは、過去に多くの証言者がいたように、一部では存在したことは明らかというべきであろう。
それを隠していたのでは、今後の対応もできるはずがない、というべきである。
(4) 相撲協会は、まずは八百長の存在を自ら認めて、重い処罰を科さないことを約束して力士と親方に自主申告を求め、八百長の実態を世間に明らかにした上で、これまでは因習としてあったのだから、として過去の八百長は軽い処分にとどめ、今後は、八百長があれば永久追放、八百長情報に接して協会に報告しなかっただけで2場所出場停止等の厳罰に処する等、八百長追放宣言を行って、再出発すべきだと考える。
相撲協会自体が過去を隠したままで、再出発などできるはずがない。まずは協会自ら、八百長の存在を認めることから始めなければ、この問題は、相撲協会が解散するまで終わらない、それほど自体は深刻だ、ということを理解すべきである。
>相撲協会は、まずは八百長の存在を自ら認めて、重い処罰を科さないことを約束して力士と親方に自主申告を求め、八百長の実態を世間に明らかにした上で、これまでは因習としてあったのだから、として過去の八百長は軽い処分にとどめ。。
かなり思い切った措置ですね。そこまでの勇気が現在の幹部、と力士にあるだろうか、というのが問題。過去、雑誌で騒がれ、名誉毀損で訴えて連戦連勝の裁判であったようですが、裁判のやりなおしも必要ですね。
現在の勝負の方式(昇進、陥落)も見直しが必要。幕内、十両などのリーグで総当たり戦にすべきだとおもいます。成績下位は自動的に陥落。勝ち越し、負け越しでなく、星の数と勝負の内容により給与を厳しく査定する。
by 古井戸 (2011-02-10 22:46)
古井戸さん、コメント、ありがとうございました。
最後に、優勝争いで、何としても優勝したい力士が、何百万円で星を買うことを防ぐのは、幕内、十両の陥落システムを変えることでは如何ともしがたいものがあると思います。
今回は、協会をあげて八百長を徹底的に排除し、今後の再発防止策を整えた形を取って、あとは、ファンが各力士の良心を信頼する、ということでしか、今後の展望は開けないと思います。
by kentaro (2011-02-11 01:27)