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仙谷官房長官の交替は、公明党との連立に必要な場合に限って選択肢となる。 [菅政権]

(1) 新年も、菅政権の展望は開けない。参議院で過半数割れをしている状態では、政権交代後の新しい政策など実現できるはずがない。自民党政権時代で、それまでの政策を基本的に変えずに何とかやっていく、という場合でも野党の妨害でまともな政策実現はできなかった。

 今回は、民主党新政権で、自民党時代の政策を変えなければいけないのに、自民党が、自民党時代の政策を変える民主党の新政策に賛成できるはずがなく、過半数割れの民主党新政権がうまく行かないのは明らかなのである。

(2) そこで、菅政権としては、何としても参議院で過半数を取らなければ、今後、退陣に向かって一直線に向かうしかない。

 しかし、いくら社民党や立ち上がれ日本と無節操に連立を組もうとしても過半数を取れないならほとんど意味がない上に、政策と関係のない、無節操な数合わせを国民に見透かされるだけである。

(3) どう考えても、公明党と連立を組むしかない。公明党は、社民党よりも、立ち上がれ日本よりも、ずっと政策的に民主党に近い。支障となるのはまずは小沢問題である。早々に小沢氏について説明責任を果たさせて、説明責任を果たせないなら離党させる。

 そして、仙谷氏については、問責決議に公明党も賛成しているため、このままでは連立に参加しようがないから仙谷長官の交替も選択肢の一つとなる。

(4) そこで、小沢切りと仙谷長官交替の二つのカードを切って実現できるなら、公明党との連立を図るべきである。公明党との連立を機に、マニフェストを実現可能なものに変えることができる。公明党の意見を大幅に取り入れて、ばらまきではない、人権、福祉政策の充実と、財政再建重視の政策協定を行い、この国を危機から救う民公連立新内閣を作るべきである。


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通りすがり

確かにそうかもしれませんね。
現実的に、何とか少しでも舵をとっていくためには公明党と組む以外の選択肢はない様に感じます。
ただ民主党のイメージがかなり悪くなってしまっている現状で、公明党にそれを打破できるだけの発信力のある人がいないのが辛いところですが…、個人的には、少しずつでも日本が良い方向にむく様に、とにかく継続性のある政権運営を頑張っていただきたいと思っています。
by 通りすがり (2011-01-03 19:30) 

kentaro

 通りすがりさん、コメントありがとうございました。

 確かに、公明党が、民主党と組まない方が次の選挙で有利だと考えて、連立を拒否する可能性もあるわけですね。

 しかし、公明党とすると、政権と関係のないところで、単独で支持を集めるパターンの選挙をやる自信はもうないでしょうから、民主党との連立を拒否する場合、次の総選挙では自民党と再度連立を組んで臨むしか無いのでしょう。

 ということで、菅政権とすれば、民主党と連立を組むくらいなら、一時代を終えたと思われる自民党と連立を組んだ方がまだマシだ、と思われないうちに、公明党に連立を正式に申し込まなければいけないわけです。
 もう手遅れなのかもしれませんが。
by kentaro (2011-01-03 23:04) 

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