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小沢氏問題と参院選、最悪のシナリオ [小沢・石川問題]

(1) 検察審査会による起訴相当意見を受けても、今のところ小沢氏が辞める気配はない。

 連休明けから、民主党内で小沢氏に辞任を促す動きが活発化するものと期待しているが、それはともかく、以下に最悪のシナリオを検討しておきたい。

(2) つまり、小沢幹事長も鳩山首相も辞めずに参院選に突入し、民主党が大敗する。自民党も議席を減らし、新党は、みんなの党が10議席程度を獲得するが大勢に影響はない、そこで、英国ばりのハングパーラメント(宙づり議会)になるかと思われたところ、公明党が連立政権に参加し、小沢幹事長も鳩山首相もそのままで現体制が維持される、というものである。

 選挙に勝つのが幹事長の仕事、と言ってはばからない小沢幹事長が、選挙に大敗しても幹事長を辞めないのは、権力の座から降りたとたんに、司直の手が及び罪に問われた金丸氏の轍を踏むまいと思っているからだろう。金丸氏のことがトラウマとなり、検察審査会の起訴強制の見込みが強まった今、何としても権力の座にしがみつきたい小沢氏が、公明党の政権参加の条件として自らと鳩山氏の留任を条件にして公明党が政権に参加する、というものである。

 これではいくら何でも民意とはほど遠いものがあり、巨悪の幹事長と無能首相があと3年、国政を牛耳ることになり、国民は政治の横暴に不満を積もらせ、3年後に大爆発することになる。

(3) しかし、公明党はそこまでして今、政権に参加する必然性は全くない。前記のシナリオだと、3年後に必ず政権与党から引きずりおろされることになるから、そのような状況で公明党が政権に参加することはないであろう。

 よって、参院選後、新首相、新幹事長の下で公明党が政権参加し、新しい与党体制ができるのだから、最悪のシナリオなど実現する可能性はない。参院選後、公明党の参加でまともな政権ができるから、国民は、もう少しの辛抱というべきである。


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