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橋下大阪府知事が新入職員任命式で、君が代斉唱を強制したのは、憲法違反である。 [大阪府政・市政]

(1) 4月1日、大阪府の新規採用職員の任命式で、橋下大阪府知事が職員全員に君が代を斉唱させ、声が小さいと一喝し、「みなさんは国家のもとで仕事をするのだから、思想信条の自由とかいっている場合ではない。国歌はきちんと歌うのが義務」だと言ったそうである。

(2) しかし、まさに橋下知事の行為は、職員の思想信条の自由を侵害する憲法違反である。国旗及び国歌に関する法律が制定される際にも、強制に及んではいけない旨が決議されている。

(3) 職員は、憲法のもとで国家や自治体のために働くことを誓っているのであり、憲法違反の行為を強いられる筋合いがないのは当然である。

(4) 儀式として、国歌吹奏、国歌斉唱がなされる際に、起立しないのは儀式を乱す行為であるのに対して、単に起立を求めることが思想信条の自由を侵すとまではいえない、として、国歌吹奏の際に起立しない職員を懲戒することが認められているのである。

 これに対して、君が代を歌え、というのは全く別の意味がある。歌わなくても儀式を乱すことにはならないのに、声に出して唱えよ、というのは、内心に及ぶところも大きく、行為の強制と秩序の維持のバランスを欠く、不必要な行為の強制であり、君が代を歌いたくない職員に対する思想信条の自由を害する行為として、憲法に反するものと考える。

(5) 橋下知事の、前記憲法違反行為は、厳しく追及されるべきである。


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