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君が代は、小学校では教えようがないだろう。 [社会]

(1) 橋下大阪府知事が、4月1日の職員の任命式で、君が代斉唱を職員に求め、声が小さいと叱り、訓示のなかで、「うちの子供が国歌を歌えなくてびっくりした。みなさんは公務員になって憲法を順守すると誓った。国家のもとで仕事をするのだから、国家国民を意識しないといけない。これからはことあるごとに国歌斉唱をしていきます」と訴えた。とのことである。

(2) しかし、そもそも小学校で君が代を、どうやって教えているのだろうか。小学生に君が代の歌詞を、「天皇制が未来永劫続きますように」という歌が日本の国歌、国民がみんなで心を一つにする、国の象徴としての歌だ、と教えるのは憲法の精神に反するではないか。

(3) 天皇制という、本来、民主制と相容れない制度も、国民の総意に基づく、国民がそれを支持している、ということでかろうじて正当化できるものである。それを、国民みんなで、未来永劫続くように、希望しよう、というのは将来、国民の総意が無くなる可能性があるのに、天皇制を廃することにないように、とするもので、不当な歌詞だ、ということになる。

(4) 君が代などというものは、歌詞の意味がよく分からない、呪文のようなものとしてのみ正当性が認められるというべきである。だから、小学校では教えようがない。


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