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全原発のストレステスト、何故、今頃言い出すか。もっと早く始めておけば、関西以西の電力制限も無かった。 [脱原発問題]

(1) 7月6日、突然、海江田経産相が全原発についてストレステストを行うと発表した。

 しかし、なぜ、今頃になってそんなことを言うのか。福島原発の事故を受けて直ちに始めておけば、今頃は一定の調査も終わり、少なくとも当面は安心して原発を稼働できることになっていた可能性も高い。震災からほぼ4ヶ月、この間、何をしていたのか。

 また、政府は、これまで、現在の原発は安心だとして経産相が各地の自治体等に点検済み原発の再稼働の承認を要請していたのは一体、何だったんだ、安全でないのに安全だと、無責任なことを言っていたということになる。

(2) また、事故直後から、ストレステストでも何でも徹底的にやっておけば、原発も火力発電所も、震災の影響を受けなかった関西で、定期検査後の原発の再稼働ができないことからくる電力使用制限なども無かった可能性が高いのである。

(3) 震災以降、政府は行き当たりばったりの対応ばかりで、国民に対して原発について責任のある対応をしてこなかったことの象徴である。

(4) すでに当ブログでも書いたが、定期点検中の原発が安全で無いというなら、すべての原発を止めるべきだし、安全なら速やかに再稼働すべきである。さらなる調査、検討が必要なら、いつまでに何を行うかを明確にすべきである。http://kentaro-0013.blog.so-net.ne.jp/2011-07-02

(5) 今からでも遅くない。原発について、ストレステストでも国民的議論でも、政府は、いつまでに何をどのようにするかを国民に明らかにすべきである。

 但しその前に、現在の原発は安心だとして経産相が各地の自治体等に点検済み原発の再稼働の承認を要請していたのに方針転換した経緯を、菅首相自ら国民に説明して謝罪すべきで、その後、再検討の結果について、断固として実行する責任があると考える。


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