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愛子内親王欠席問題で、東宮侍従は、天皇や皇太子の意見を公表するな。 [政治]

(1) 皇太子家の長女、愛子内親王が「不安感」などを訴えて学習院小学校を欠席している問題で、天皇、皇后に報告したところ、「いずれかが犠牲になる形で解決がはかられることのないよう、十分に配慮を払うことが必要ではないかと思う」と話された旨、東宮大夫が発表したが、このような問題での、天皇、皇后の談話を公開することは不当だと考える。

(2) この問題は、愛子内親王にかかわることとはいえ、小学校の教育の問題である。いじめたとされる方の児童の教育の問題でもあり、一定の地位にある者が一方的な立場で意見を言うべきものではない。

 その意味で、天皇が、「いずれかが犠牲になる形で解決がはかられることのないよう、十分に配慮を払うことが必要ではないかと思う」と話されたとすれば、実に配慮の行き届いたお考えだと思う。

(3) しかし、それでも、この問題に、一定の地位にある者が一定の発言をすることは、教育の問題に特定の立場から不当に介入することになり、不当であると考える。

 天皇がそのようなお考えをお持ちになることは普通のことあるし、そのような意見を東宮大夫に言われることも何の問題もないが、それを公表した東宮大夫の行動が不当であると考える。

(4) 週刊誌等、興味本位でのこの問題の記事であふれている。ことは生身の小学生が何人も関係する、デリケートな教育問題であって、少なくとも政府、政治としては極めて冷静な対応が必要であると考える。


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