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巨人・清武代表の渡辺読売会長批判問題、読売系ジャーナリストは皆、腐っている。 [報道・言論]

(1)  11月11日、プロ野球読売巨人軍の清武代表が、親会社の読売新聞・渡辺会長が巨人軍のコーチ人事等について、つい先日承諾したことを、「何も聞いていない」などと言って契約直前に全部、一人でひっくり返した、そんな横暴は許されない、などと、記者会見を行って告発した。

(2) 渡辺会長と言えば、たとえば読売朝刊1面の「編集手帳」(朝日における天声人語)の記述に立腹し、その日の遅い版で中身を完全に差し替えさせた等、そのワンマン振りは有名である。

(3) しかし、メーカーや商社が、カリスマ・ワンマン経営者の指導のもと、業績を一気に高める、というのと訳が違う。読売新聞は言論機関である。ワンマン経営者の顔色を窺って記者達が自由に執筆できない、などというのでは言論機関の名に値しないというべきであろう。

(4) また、渡辺氏に卓越した思想や識見がある、とでも言うならともかく、おかしな意見を、その権力でもってごり押ししているに違いないことは、巨人やプロ野球を巡る一連の言動からも明らかである。

 渡辺氏はもともと野球には詳しくないことを自認していた。昨日、今日の生半可な野球の知識で、プロの監督やコーチを批判し、単に批判するだけではなく独断で辞めさせたりする。その様子を見れば、渡辺氏は身の程を知らず、稚拙な意見を、その権力でもってごり押ししているに過ぎないということだろう。

 あるいは、プロ野球の問題で渡辺氏の鶴の一声で決まったような事柄についての、日本テレビ系の野球解説者達の、まさに腫れ物にさわるような不自然なコメントぶりは、いつも異様だった。

(5) そんな滅茶苦茶な渡辺氏について、日本最大の発行部数を誇る言論の府である読売新聞で、誰も辞めさせることができないどころか、諫めることすらできなかった。

 今回の、清武代表の告発のあと、今回、渡辺氏から不当にも降格の憂き目にあった桃井・巨人オーナーは、あろうことか、逆に渡辺氏を擁護し、前回の「人事了承」以降、クライマックスシリーズ(CS)で負けたことで渡辺氏も考えを変えたものだとし、渡辺氏ではなく、清武代表の方を批判した。

 しかし、渡辺氏は直前に了承した清武代表提案の人事について、「自分は聞いていない、そんな人事に責任は持てない」などと数日前のことをすっかり忘れてしまった発言をしているものであり、その後、CSで巨人が負けて方針を変えたものでないことは明らかだろう。

 桃井氏にすれば、巨人のオーナーを辞めさせられるくらい、特に痛痒を感じるものではなく、それよりも読売の神たる渡辺氏を擁護すること自体が、最大の自らの保身術なのだろう。

(6) 自分からは何も言わないだけではなく、命がけで正義のために巨悪に挑んだ清武代表を逆に切り捨てる。この期に及んでも他の人間は誰も声を上げない。読売系ジャーナリストは皆、腐っている。


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