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口蹄疫問題、赤松農水相は安易に謝罪するな。 [政治]

(1) 赤松農水相が、5月25日の衆院農林水産委員会で、口蹄疫問題で「私としては誠心誠意、必要と思うことをやってきたつもりだが、結果としてこれだけ広範囲に口蹄疫が広がったことについては、大変申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と陳謝したとのことである。

(2) しかし、必要なことを適切な時期に行ってきたのなら、何の問題も無いはずである。「申し訳ない」ではなく、「残念だ」と言うべきである。

 申し訳ないというなら、国家の政策ミスで国民に損害を与えたのだから、宮崎の畜産農家の損害を義務として賠償すべきだ、ということになる。

(3) どの時点で、当然、どういうことをすべきだったのに、それを怠った、という場合に政府の責任が問われるのである。それは、農水相が外遊していたかどうかとも全く関係がない。

(4) 行政のプロである官僚のアドバイスを受けずに発言するから、こんなおかしな発言をすることになるのだと思われるが、この問題についても、いつ、どの時点で、行政として何をどうすべきだったかについて、冷静かつ理論的な検証を行って今後に備えるべきものを、安易な謝罪、責任追及で、この問題への対応を誤ってはならないと考える。

 必要なのは責任論ではなく、今、必要な対策を果敢に実行することである。


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