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連合は、小沢氏の圧力に屈せず、地方組織の言論の自由を侵害するな。 [民主党新政権]

(1) 参院選・静岡選挙区で、小沢幹事長が地元の意向に反して二人目の候補擁立を強行した件で、連合静岡の吉岡秀規会長が、「小沢幹事長のもとで二人当選は無理だ」として、公然と小沢幹事長の辞任を主張していた。

(2) これに対して小沢氏の抗議を受けて4月5日、連合の古賀伸明が小沢氏への謝罪を表明した。

 会見で古賀氏は「公認権や人事権は党の専権事項であることは言うまでもない。(吉岡氏の発言は)不適切であり、私としては不本意極まりない」と述べ、先週末に吉岡氏を連合本部に呼び、厳重注意したことを明らかにしたとのことである。

(3) しかし、何も連合静岡が民主党の専権事項である、候補者の公認や、幹事長の続投について拒否の影響力が持てるわけでも何でもない。連合本部ならともかく、連合静岡の会長が大民主党の内政干渉のようなことができるはずがない。

 連合静岡会長の発言は、地方の一支持団体による政治的意見の表明であって、不適切などというものでは決してない。結局、連合としては、選挙戦略上、小沢氏の辞任を連合支部が主張するのは得策でない、ということに尽きるものと思われる。

(4) しかし、労働組合が政治に対して言いたいことも言えないようでは労働組合の意味がない。民主党の党内ならともかく、連合静岡は民主党の下部組織ではもちろんないし、自由に政治的意見が言えて当然であり、連合本部としてそれを制限するのも不当極まりない。

 連合としては、地方組織が自由に発言する権利を擁護すべきところ、自ら、その発言を制限するような行動は到底容認できないものである。連合の古賀会長による前記の発言は、労働組合の言論の自由に反するもので、極めて不当であると考える。


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