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河野外相が米国に核軍縮を要請したのは正しい.ことだが、核を含むあらゆる能力で日本を守るなどと、米国と合意するな。 [国際問題]

(1) 河野外相が8月17日、ティラーソン国務長官との会談で、アメリカに核軍縮を要請した旨が報道されている。


  しかし、その直前、いわゆる2プラス2、日米、外務、防衛相協議で、河野外相は、北朝鮮のミサイル攻撃に関連して、日米において、アメリカが核を含むあらゆる能力で日本の安全を守る旨、確認をしているが、これはおかしい。


 一方で、日本は核兵器も用いて、全面的にアメリカに守ってもらいたいと言いながら、もう一方では核軍縮を求める、というのでは、自己矛盾で、手前勝手というべきであろう。


(2) 世界の絶対的真理として、核軍縮の必要性をアメリカに説く、ということは正しいし、多くの日本の政治家がそうすべきだと考える。


 また、日米安保条約がある以上、結果的に、核兵器で日本が守られる、ということになるのは、やむを得ないと考える。


(3) しかし、アメリカが、核を用いて日本を守る、というのは、唯一の核被爆国として世界の先頭を切って核軍縮を進めるべき立場にある日本としては、認めてはならないことである。


 それでこそどの国も、日本には核攻撃はできない、ということになるはずである。


(4) 河野外相が、アメリカに核軍縮を求めたのは正しい。しかし、外相として、アメリカが、核兵器をも用いて日本を守るなどと、合意してはならなかったものである。

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